日々目から鱗の日記

日々の目から鱗や初体験小さなチャレンジを綴ります。

呆然とする蜂

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脚長蜂が一階の軒先で呆然と佇んでいる。

まさに、ボーゼンとしている。

 

これには、訳がある。

私は千葉と鳥取の二拠点で、テレワークしているのだが、千葉が単身赴任先で、鳥取が家族の住む自宅である。

 

千葉の方が、多めに過ごしている事が多く、自宅に久しぶりに帰ると、一階の軒先に脚長バチが10センチ位の巣を作っている。

 

家の周りを見回るのは、私以外にやる人間はいない。家内が車を止める、息子が自転車を止める少し斜め上なのだが、責めても仕方ない。

 

前に、滞在した時に、場所を物色しているハチを何匹か見つけて、土台をつくりだしたら、撤去していたのだが、今回は、突貫工事なのか、既に30〜40位穴の空いている巣になっている。

 

百田尚樹の小説で『風の中のマリア』という、オオスズメバチを擬人化し主人公の働き蜂「マリア」の生涯を軸に、蜂の世界を描いた小説を読んだ事がある。

 

蜂も蟻も、厳しい身分社会の中で生きている。

冬眠し越冬した女王蜂が、他の雄蜂と一度きりの恋で、多くの子供を生み出す。

 

単身で巣を作り、子供たちと巣を大きい物に作り上げてゆく。

 

やかで、代替わりをして、また、女王が生まれる。

 

小さいうちに、取り払えば、犠牲者は出なかったものを、目を離した隙に。

 

ほっとけばよいという考えもあるのだが、小学生の頃に、蜂に刺され、目眩がした事あり、次は、アナフィラキシーショックが出る可能性もある。

 

一つ屋根の下の、同居には無理があるのである。

 

ホームセンターで、フル装備で、息子とバスターズを結成しようとしていたところ、性格を知りつくしている家内が、「パパがやりだすと、結局高くつく。」と痛いところをついてきた。

 

私は、格好から入るタチなのである。

 

専門業者の人に頼んだらの提案に、珍しく早く同意した。

 

誰かに頼めるなら、アナフィラキシーに怯える事もない。

 

プロから見れば、笑うような大きさの巣なので、しっかりアナフィラキシーを言い訳し、作業して頂いた。

 

作業費と出張費で、8,800円でした。

頼みもしないのに、取った巣と、女王蜂を見せてくれた。少し大きめの蜂が、上むいて悶えていた。   

 

悪い事をした。

 

本日は、ワクチン二回目で、出かける時に元の巣の場所に、狩から帰ってきた働きバチが、ボーゼンとしていたのである。

 

その後のワクチン接種は、蜂の1刺しの様で、少し多い目に、痛かった。

 

黙祷!