転売ビジネスは、悪と見られることもあります。
私は、買取ビジネスを暫く生業としていた時期があり、主に貴金属、ブランド品を扱っていました。
マスク等、人の弱みに漬け込んで暴利を貪るのは問題ですが、古物商許可を取ってみると世の中に流通しているものの多くが、古物であることがわかります。
一度使用された物品、もしくは、使用されない物品で使用のために取引されたもの、または、これらの物品に幾分の手入れをしたものとなっています。
金やプラチナのアクセサリーは、金、プラチナのその日の相場で売買されます。アクセサリーがそのまま流通するのは、ごく稀です。
誰がつけてたかわからない、アクセサリーをするのは、少し気持ち悪いですよね。
売買するお店には、金がどうかを確かめる試金石や金の含有量を図る計測器もあります。
結構、高いのですが、それらも手数料に入れなかったのが、廃業の原因かな?
高く買い取って喜んでもらおうなんてのが、潤沢な資金もないくせに、おこがましい話でした。
切手とか古銭も多く持ち込まれました。
切手は、シートなら買取料率は高いです。
そのまま流通できるからですね。
バラの切手は、B4のコピー用紙に50枚づつ貼り付けて、東京の大手買取業者に出していました。
結構手間がかがります。
大手の買取会社が切手を扱わないのは、貼り付ける人件費を考えると採算が合わないからです。
うちは、家族で夜、内職の様にしておりました。
古銭は、一個一個判別が難しく、偽物も多く出回っています。
判別つかないものは、重さで買い取ります。
1g1円で買ってました。1円が混じっていても損はしません。
溜まると、ヤフオクで、おまとめで出します。
中には発見できていない、お宝を探して落札される方もおられる様です。
世の中は不思議です。
捨てる神あれば拾う神あり。