数日を経て、検査結果を聞きに来院する。
検査は、膀胱鏡での撮影と造影剤を使用してCTと採血による、成分分析とPSC検査であったが、先生の言葉から、膀胱鏡、とCTの検査結果は消えていた。
「PSC検査の数値が、とにかく異常値です。」
正常値が、4までなのだが、結果3640と言うとんでもない数値なのである。もちろん再検査済。
リンパ節から、骨などの全身転移している数値との事である。
特にどこも痛い所無いのに!
検査入院するなら、自宅の近くの大学病院でしたい旨伝えて、紹介状を頂き、準備して飛行機に飛び乗る。
「紹介状見せたら、優先して見てもらえるはず」との先生の心強い言葉を頂き、次の日、地元の大学病院に行く事になる。
ここまでの、トントン拍子も不思議なくらいスムーズであった。まだ、生きていてもいいのかもしれない気がして、波に乗る事にした。