2日目、化学治療(抗がん剤治療)における説明を先生から受ける。見習いの若い先生もついている。
相部屋の3人のプロフィールが、看護師さんとの会話で判明してゆく。病名はあまりわからないが、皆それぞれしんどそうである。皆、入院患者なのである。
エノキは、神戸の学生さんでお母さんは心配症です。背が高く、髪の毛がぽわんと膨らんでいる。
マッチは、どうやら高校の図書館で働いている。
抗がん剤の副作用が、頭髪に出ている。
こよりは、私と同年代ですが、点滴以外にも管が2本多く出ている、
これは、辛そうです。
点滴だけでもこんがらがったりややこしいのに。
みなさん痩せており、イビキはかかない。
凄く夜静かです。
検査入院時のお隣さんは、最悪であった。
病室での電話は禁止されているにも関わらず。昔の不動産屋さんの様にところ構わず。電話している。
入院の報告である。
時には、誰かも認識されずに名前を繰り返し伝えている。それって意味あるの?
テレビカードを看護師さんに買ってきてもらうが、テレビのイヤホンを持ってこなくて、家に電話。
テレビ見れなくて、しばらくすると爆音のいびきをかき出す。
夜中は、往復のいびきが朝まで続く。
次の日にはイヤホンが、到着した。
静かになるかと思ったら、スポーツ観戦で「いけー.やれー」大声で観戦。
生きている時間全て騒音出し続けている。
忍耐をつけるために、神様がよこした使者と考えて耐えた。検査入院は、その朝退院なので。
本番の入院2日目はそんな思いでに浸りながら終了する。